お墓とは?
お墓は家族の伝統を重ねる「終(つい)の棲家(すみか)」
お墓は家族の伝統を重ねていく「終(つい)の棲家(すみか)」です。 本来、お墓を建てるということは、家族の過去・現在・未来をつなぐ意味も込められています。 何十年、何百年と長くその場に存在しお参りされ続けるお墓は、私たちに命を授けてくださったご先祖さまを供養し、現在に感謝し、未来にむかって家族の絆を深めるためのものです。
日本人は、昔から亡き人の幸せを願うため、また生きている人の心の寄りどころとしてお墓を建て、お墓参りをしてきました。 日本人にとって、お墓は
●自分や家族の身に起こった出来事をご先祖さまに報告に行く
●迷ったときに心を落ち着かせに行く
●日頃の生活を感謝しに行く
そんな場所でした。

近年、人口の増加や核家族化などによりお墓の需要が増やしています。墓地不足も叫ばれるようになり、屋内墓所や壁墓地、納骨堂といった、新たなお墓の形態も見られるようになりました。

特に目立つ最近の傾向として、生前にお墓を建てる「寿陵(じゅりょう)」という形態が増えています。将来に備えて、未来の家族の住みかを確保するという意味合いもあります。 本人の気に入った環境、立地、デザインが得られることと残された家族に負担をかけないようにするという思いが寿陵が増える大きな理由でしょう。
様々な墓地の形態
公営墓地
地方自治体が運営している墓地です。宗旨が問われないことや、管理体制がしっかりしていること、永代使用料や管理料が安価であることで人気があります。
民間墓地
宗教法人や公益法人などが管理運営する墓地です。以前は、自らの所有地に造る個人墓地や共同墓地が造られていましたが、近年は宗教法人や公益法人の運営がほとんどです。
※宗教法人運営の墓地
宗教法人(主に寺院)の運営管理する墓地には、寺院が檀家のために境内地に設けられたものと、宗旨、宗派に特に制限を設けずに広く募集するものがあります。
お墓の基本的な構造

▲お墓の基本的な構造の一例
(あくまで一例です。敷地の面積やカタチにより様々なレイアウトをご提案致します)

お墓の構造には法的な決まりがあるわけではありませんが、基本的には、ご遺骨を納める納骨室(カロート、納骨棺ともいいます)、墓所を囲む外柵(巻石、境界石)、それにお墓の中心である石碑の三つを中心として構成されています。 外柵が基本構成のひとつになっているのは、自分のお墓の使用権の範囲・境界を明確にする重要なものであるからです。カロートはふだんは外から見えませんが、ご遺骨を納める大事な部分です。この他に香炉、水鉢、墓誌、塔婆立て、つくばい、灯籠などの付属品で構成されています。

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